信用買い残、売り残の数字が株価に与える影響とは?

こんにちはこのブログの運営者のあつたろうです。
皆さんが買っている銘柄で企業の業績が良くて優良銘柄なのに株価が全然上がらないなぁ?どうしてだろうと悩んだ経験はありませんか?

それは信用買い残が多すぎるからかもしれません。信用買い残が多いということは借金をしてでも、その企業の株を買いたいという人がいるということです。こうしたことから買い控えが起き株価が上がらない等の問題が起きてくるのです。今回は信用買い残と売り残とは何か?数値の読み方それが株価にどういった影響を与えるかを深掘りしていこうと思います。

信用買い残と売り残の意味とは?

信用買い残とは、投資家が株式などの金融商品を信用取引で買った際に、まだ手仕舞っていない残高のことを指します。一方、売り残は、信用取引で売った際にまだ手仕舞っていない残高を指します。これらの数字は市場参加者の期待や見通しを示す重要な指標となります。

信用取引の影響力:株価への影響

信用買い残が増加すると、市場参加者は上昇トレンドを期待している可能性が高く、株価は上昇する傾向があります。一方で、売り残が増加すると、市場参加者は下落トレンドを予想している可能性が高く、株価は下落する可能性があります。

信用取引の数字は、市場の心理的な反応を示す指標でもあります。多くの投資家が同じ方向に注目している場合、株価に影響を与えることがあります。

信用買い残、売り残の分析方法

チャート分析

まず信用取引の説明ですが初めて信用取引で株の売買をすると6か月以内に必ず売らなければいけません。これはどの証券会社でも一緒です。反対に信用取引では証券会社に株を渡すことで空売りができるようになります。

このことから「信用買いは将来の売り圧力」「信用売りは将来の買い圧力」と言われています。信用残の数字をチャートと組み合わせて分析することで、市場のトレンドや反応を読み取ることができます。

過去のデータとの比較

信用残の数字を過去のデータと比較してみることでどの辺りで反発しているかなどの市場の変化を把握できます。以下の指標は株探で見れるのですが一番右の信用倍率の所が極端に上がりきった所で売られています。信用倍率は1倍を基準として買いと売りの強さを測ります。

この図の2024/04/19の信用倍率は55.37と買い圧力が高すぎるため割高と思った他の投資家が買えてない様に思えます。このまま上がらずダラダラ下がるようなら手仕舞い売りが行われ株価が値崩れをして一気に下落トレンドに向かうかもしれません。

こういった感じで過去のデータを比較すれば優良銘柄でもどこでエントリーすればいいかの判断材料にもなります。

ニュースとの連動

信用残の数字が急激に変動した場合、膨れ上がった買い残、売り残を吐き出すように下落したり上昇したりするので関連するニュースを探してみましょう。

まとめ

あつたろう
あつたろう

それではまとめてみましょう
・信用買い残は将来の売り圧力

・信用売り残は将来の買い圧力

・信用倍率をみる

信用買いが膨れ上がりすぎると何か不祥事や大赤字、粉飾決済など叩き出した時に一気に下がってしまい他の信用買いをしていた人も巻き込んで下落トレンドを形成していきます。その逆もまた同じで売りもいつまでも続くものではないので他の売りを入れていた人を巻き込んで上昇トレンドに発展していきます。

株は需給なので一概にこの信用倍率だけで決めることはできませんが、自分の選んだ投資対象の今の位置が分かるようになります。現物でも買う時の参考になるので覚えておいて損はないと思います。

さていかがでしたでしょうか?他にも知りたいことや聞きたいことがあったらコメントか、お問い合わせに直接書き込んでもらえれば対応させてもらいます。

あつたろう
あつたろう

それではさようなら~

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