本日の市場参加された方はお疲れ様でした。
日経平均は小幅反発といったところでしょうか。
業種別の上昇ランキングでは不動産セクターが+5.02%、金融業が+1.25%、ガラス・土石製品が+1.09%となっていました。日米の金利差が拡大して日本のドル円が売られるとインフレ圧力が強まると不動産の価値が上がるため、昨日の株式相場では米国の生産者物価指数(PPI)や新規失業保険申請件数の発表の警戒感から売り圧力が強く日経平均は下落していました。今日は円安進行の値ごろ感から買われたようで不動産セクターが上昇したようです。また海外投資家が買い越していることから日本の輸出関連銘柄にも買いが見られるかもしれません。
さて本日の市場動向を振り返ってみましょう。
本日の市況(15時迄の情報です)
日本の市場状況 | |||
日経225 39,523.55円 +80.92 | TOPIX 2,759.64円 +12.68 | グロース250指数 687.37円 -4.73 | 日経平均VI指数 19.97 -0.76 |
日経225先物 39,550円 +140 | USD/JPY 153.274 +0.121 | 日本10年債(年利回り) 0.839% +0.036 | |
米国の市場状況 | |||
NYダウ30種 38,459.08 -2.43 | S&P500指数 5,199.06 +38.42 | NASDAQ 16,442.19 +271.83 | VIX指数 14.96 -0.86 |
225先物CME 39,615.00 +195 | 米国10年債(年利回り) 4.540% +0.127 |
ヒートマップで見る全体の相場観

楽天証券「MarketSpeed2」ヒートマップより
https://www.rakuten-sec.co.jp/
各国の経済指数カレンダー(一週間分)
発表日 | 時刻 | 重要度 | 国 | 指標 |
---|---|---|---|---|
4/8 | 8:30 | ● | 日本 | 毎月勤労統計 – 現金給与総額 |
8:50 | ●● | 日本 | 国際収支 – 経常収支 | |
8:50 | ● | 日本 | 国際収支 – 経常収支(季調済) | |
8:50 | ●● | 日本 | 国際収支 – 貿易収支 | |
14:00 | ● | 日本 | 景気ウォッチャー調査・現状判断 | |
4/9 | 14:00 | ●● | 日本 | 消費者態度指数 |
4/10 | 8:50 | ● | 日本 | 国内企業物価(前年比) |
8:50 | ● | 日本 | 国内企業物価(前月比) | |
20:00 | ● | 米国 | MBA住宅ローン申請指数(前週比) | |
21:30 | ●● | 米国 | 消費者物価指数(CPI)(前年比) | |
21:30 | ●● | 米国 | 消費者物価指数(CPI)(前月比) | |
21:30 | ●● | 米国 | 消費者物価指数(CPIコア)(食品・エネルギー除く)(前年比) | |
21:30 | ●● | 米国 | 消費者物価指数(CPIコア)(食品・エネルギー除く)(前月比) | |
23:00 | ●● | 米国 | 卸売在庫(前月比) | |
23:30 | ●● | 米国 | 原油在庫(前週比) | |
23:30 | ●● | 米国 | ガソリン在庫(前週比) | |
23:30 | ●● | 米国 | 留出油在庫(前週比) | |
4/11 | 8:50 | ● | 日本 | マネーストックM2(前年比) |
8:50 | ● | 日本 | 対内証券投資 – 株式ネット | |
8:50 | ● | 日本 | 対外証券投資 – 株式ネット | |
8:50 | ● | 日本 | 対内証券投資 – 中長期ネット | |
8:50 | ● | 日本 | 対外証券投資 – 中長期ネット | |
21:30 | ●● | 米国 | 生産者物価指数(PPIコア) (食品・エネルギー除く)(前年比) | |
21:30 | ●● | 米国 | 生産者物価指数(PPIコア) (食品・エネルギー除く)(前月比) | |
21:30 | ●● | 米国 | 生産者物価指数(PPI)(前年比) | |
21:30 | ●● | 米国 | 生産者物価指数(PPI)(前月比) | |
21:30 | ●● | 米国 | 新規失業保険申請件数 | |
4/12 | 13:30 | ●● | 日本 | 設備稼働率(前月比) |
13:30 | ● | 日本 | 鉱工業生産(前月比) | |
13:30 | ●● | 日本 | 鉱工業生産(前年比) | |
21:30 | ● | 米国 | 輸入物価指数(前月比) | |
21:30 | ● | 米国 | 輸入物価指数(前年比) | |
23:00 | ●● | 米国 | ミシガン大学消費者信頼感指数 |
経済指標用語
経済カレンダーの指標と何故見る必要があるのかの説明を別記事にて書かせていただきました。
よければ活用してください。
まとめ
週初めの米国の雇用統計を受けて経済の強さを意識されましたが、やはり足元では消費者物価指数(CPI)によるインフレ圧力が強くFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長も「利下げは急いでいない」と先延ばしになってしまいました。
インフレになると物価が上がってしまい、若年層や低所得者層など選挙戦で国民からの支持率を下げてしまいます。また民主党政権のバイデン大統領から共和党のトランプ大統領へと変わればFRBのパウエル議長の解任もされてしまうため、インフレ撃退は重要な役目と言えるでしょう。
何度も言いますが来週にも小売売上高の指数発表でもあるので一時的に株価が上がったとしてもどこで頭打ちになるか分かりません。日本株は海外投資家からの買いで支えられている部分もあるので一緒に下落する可能性もあるので注意してトレードするようにしましょう。
それでは皆さん来週の相場も頑張っていきましょう。
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