こんにちは、あつたろうです。
本日の株式市場に参戦されていた方もお疲れさまでした。
朝から日経先物が大幅下落していましたね、昨日の米国市場では、FRB高官の利下げに慎重な見方や中東情勢の緊迫化、原油価格の上昇によるインフレ懸念が重なり、ダウ平均が530ドル安と大幅下落しました。日本の株式市場も25日移動平均線の回復に失敗し、下げ幅が1,000円に迫りました。厳しい展開となっておりました。重要指数前というのもあり市場に対しては引き締めて臨んだ方がいいでしょう。
さて今日の市場動向を振り返ってみましょう。
本日の市況(15時迄の情報です)
日本の市場状況 | |||
日経225 38,992.08円 -781.06 | TOPIX 2,702.62円 -29.38 | グロース250指数 691.04円 -5.18 | 日経平均VI指数 21.48 +1.94 |
日経225先物 38,980円 -840 | USD/JPY 151.263 -0.427 | 日本10年債(年利回り) 0.770% -0.005 | |
米国の市場状況 | |||
NYダウ30種 38,596.98 -530.16 | S&P500指数 5,147.21 -64.28 | NASDAQ 16,049.08 -228.37 | VIX指数 16.57 +0.22 |
225先物CME 39,015.00 –835 | 米国10年債(年利回り) 4.318% -0.049 |
ヒートマップで見る全体の相場観

楽天証券「MarketSpeed2」ヒートマップより
https://www.rakuten-sec.co.jp/
各国の経済指数カレンダー(一週間分)
発表日 | 時刻 | 重要度 | 国 | 指標 |
---|---|---|---|---|
4/2 | 8:50 | ● | 日本 | マネタリーベース |
23:00 | ●● | 米国 | 製造業新規受注 | |
23:00 | ●● | 米国 | 耐久財受注(輸送除くコア) | |
23:00 | ●● | 米国 | 耐久財受注 | |
4/3 | 20:00 | ● | 米国 | MBA住宅ローン申請指数 |
21:15 | ●● | 米国 | ADP雇用者数 | |
23:00 | ●●● | 米国 | ISM非製造業景気指数 | |
23:30 | ●● | 米国 | 原油在庫 | |
23:30 | ●● | 米国 | ガソリン在庫 | |
23:30 | ●● | 米国 | 留出油在庫 | |
4/4 | 8:50 | ● | 日本 | 対内証券投資- 株式ネット |
8:50 | ● | 日本 | 対外証券投資- 株式ネット | |
8:50 | ● | 日本 | 対内証券投資- 中長期ネット | |
8:50 | ● | 日本 | 対外証券投資- 中長期ネット | |
20:30 | ● | 米国 | チャレンジャー人員削減数 | |
21:30 | ●● | 米国 | 貿易収支 | |
21:30 | ●● | 米国 | 新規失業保険申請件数 | |
4/5 | 8:30 | ● | 日本 | 全世帯家計調査 |
14:00 | ● | 日本 | 景気一致指数 | |
14:00 | ● | 日本 | 景気先行指数 | |
21:30 | ●●● | 米国 | 失業率 | |
21:30 | ●●● | 米国 | 非農業部門雇用者数(NFP) | |
21:30 | ●● | 米国 | 平均時給(前年比) | |
21:30 | ●● | 米国 | 平均時給(全月比) |
経済指標用語
経済カレンダーの指標と何故見る必要があるのかの説明を別記事にて書かせていただきました。
よければ活用してください。
まとめ
米連邦準備制度理事会(FRB)高官が利下げに慎重な見方を示したことは、市場にとって重要な指標となります。FRBの金融政策は、世界経済や株式市場に大きな影響を与えるため、FRBの方針に関する発言や動向は常に市場参加者の注目を集めています。特に、利下げの可能性について慎重な見解が示されると、市場は金融政策の方向性について不透明感を増し、それが株価に影響を与えます。
さらに、中東情勢の緊迫化や原油価格の上昇によるインフレ懸念も、市場の不安材料となっています。地政学的なリスクやエネルギー価格の変動は、世界的な経済や株式市場に影響を与える可能性があり、特に、中東地域での緊張が高まると、原油価格の急騰や地政学リスクへの懸念が高まり、投資家のリスク回避姿勢が強まることがあります。
昨日の米国市場では、これらの要因が相まってダウ平均が530ドル安と大幅下落しました。同様に、日本の株式市場も25日移動平均線の回復に失敗し、売りに勢いがつき、下げ幅が1,000円に迫る場面も見られました。このような相場の急落は、投資家にとっては警戒ムードを高める要因となります。
一方、日本時間の21時30分には3月の米雇用統計が発表されます。これはFRBの今後の金融政策を占ううえで重要な経済指標の一つです。雇用統計の数字が市場の予想を上回ると、FRBが利上げに向かう可能性があるとして、株式市場には上昇圧力がかかることがあります。逆に、予想を下回ると、FRBの利下げ期待が高まり、株式市場は反発する可能性があります。
これらの要因を踏まえると、投資家は市場の動向に敏感に反応し、ポジションを慎重に調整する必要があります。特に、中東情勢や原油価格、FRBの金融政策の動向など、地政学的リスクや経済指標の発表などには注意が必要です。また、目先の下値のサポートラインとして、3月13日の終値(38,695円)が意識されることもあります。
それでは皆さん来週の相場も頑張っていきましょう。
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