本日の市場に参加された方はお疲れ様でした。
本日の日経225は昨日の上昇と、うって変わって-831.60と大幅反落、売買代金は2.03兆円となりました。米国の上昇と共に日経平均が釣られて上昇するかと思いきや、それを見越したように売られていきました。日経225のボリンジャーバンドを見ると+σ1で跳ね返されていますし、単純移動平均線だと少し下に下げています。また金曜日はGW前になりますし、機関投資家の利益確定売りがあると思いますので買い控えから明日は売り優勢で始まるかもしれないですね。米国の動向や日銀政策決定会合も目前でイベントが目白押しすぎてまだ一段下落するかもしれないので買いにいけません。(-_-;)
さて本日の市況の振り返りをしてみましょう。
本日の市況(15時迄の情報です)
日本の市場状況 | |||
日経225 37,628.48円 -831.60 | 日経225先物 37,610円 -830 | TOPIX 2,663.53円 -47.2 | TOPIX Core30 1,390.55円 -23.3 |
グロース250指数 640.12円 -15.48 | 日経平均VI指数 21.46 +1.45 | USD/JPY 155.658 +0.73 | 日本10年債(年利回り) 0.894% +0.006 |
米国の市場状況 | |||
NYダウ30種 38,460.92 -42.77 | S&P500指数 5,071.63 +1.08 | NASDAQ 15,712.74 +16.10 | Russell 2000 Index 1953.10 +11.25 |
VIX指数 16.28 +0.30 | 225先物CME 37,660.00 -765 | 米国10年債(年利回り) 4.652% -0.002 |
ヒートマップで見る全体の相場観

楽天証券「MarketSpeed2」ヒートマップより
https://www.rakuten-sec.co.jp/
各国の経済指数カレンダー(一週間分)
発表日 | 時刻 | 重要度 | 国 | 指標 |
---|---|---|---|---|
4/23 | 23:00 | ●● | 米国 | 新築住宅販売件数 |
23:00 | ●● | 米国 | リッチモンド連銀製造業指数 | |
4/24 | 20:00 | ● | 米国 | MBA住宅ローン申請指数(前週比) |
21:30 | ●● | 米国 | 耐久財受注(前月比) | |
21:30 | ●● | 米国 | 耐久財受注(輸送除くコア)(前月比) | |
23:30 | ●● | 米国 | 原油在庫(前週比) | |
23:30 | ●● | 米国 | ガソリン在庫(前週比) | |
23:30 | ●● | 米国 | 留出油在庫(前週比) | |
4/25 | 08:50 | ● | 日本 | 対内証券投資 – 株式ネット |
08:50 | ● | 日本 | 対外証券投資 – 株式ネット | |
08:50 | ● | 日本 | 対内証券投資 – 中長期ネット | |
08:50 | ● | 日本 | 対外証券投資 – 中長期ネット | |
14:00 | ● | 日本 | 景気先行指数(改定) | |
14:00 | ●● | 日本 | 景気一致指数(改定) | |
21:30 | ●● | 米国 | 個人消費(前期比年率) | |
21:30 | ●● | 米国 | 卸売在庫(前月比) | |
21:30 | ●●● | 米国 | 実質GDP(前期比年率) | |
21:30 | ●● | 米国 | GDPデフレータ(前期比年率) | |
21:30 | ●● | 米国 | PCEコアデフレータ(前期比年率) | |
21:30 | ●● | 米国 | 新規失業保険申請件数 | |
23:00 | ●● | 米国 | 中古住宅販売成約指数(前月比) | |
4/26 | – | ●● | 日本 | 日銀政策金利(上限) |
– | ●● | 日本 | 日銀政策金利(下限) | |
08:30 | ● | 日本 | 東京消費者物価指数(生鮮食料品除くコア) | |
21:30 | ●● | 米国 | 個人所得(前月比) | |
21:30 | ●● | 米国 | 個人支出(前月比) | |
21:30 | ●● | 米国 | PCEコアデフレータ(前年比) | |
21:30 | ● | 米国 | PCEコアデフレータ(前月比) | |
21:30 | ●● | 米国 | PCEデフレータ(前年比) | |
23:00 | ●● | 米国 | ミシガン大学消費者信頼感指数(確報) | |
4/30 | 08:30 | ●● | 日本 | 完全失業率 |
08:30 | ● | 日本 | 有効求人倍率 | |
08:50 | ●● | 日本 | 鉱工業生産(前年比) | |
08:50 | ● | 日本 | 鉱工業生産(前月比) | |
08:50 | ● | 日本 | 百貨店・スーパー販売額(前年比) | |
08:50 | ● | 日本 | 小売業販売額(前年比) | |
14:00 | ● | 日本 | 住宅着工件数 | |
21:30 | ●● | 米国 | 雇用コスト指数(前期比) | |
22:00 | ●● | 米国 | S&Pケースシラー住宅価格(20都市)(前年比) | |
22:45 | ●● | 米国 | シカゴ購買部協会景気指数(PMI) | |
23:00 | ●● | 米国 | コンファレンスボード消費者信頼感指数 |
経済指標用語
経済カレンダーの指標と何故見る必要があるのかの説明を別記事にて書かせていただきました。
よければ活用してください。
まとめ

それではまとめてみましょう
・為替介入の警戒
・4/25 米国の実質GDP、PCEコアデフレーターの発表
・4/26 日銀金融政策決定会合の植田総裁の発言
ドル円の為替が155円突破したということで、米国株を持っていた方は良かったのかな?と思いますが物価上昇で普段の食材やら家の設備などが高くなってしまうので複雑な感じです。
また米国の重要指標の発表もされましたね。
個人消費(前期比年率) ⇒ 前回:3.3% 予想:2.9% 結果:2.5%
卸売在庫(前月比) ⇒ 前回:0.5% 予想:0.2% 結果:-0.4%
実質GDP(前期比年率) ⇒ 前回:3.4% 予想:2.5% 結果:1.6%
GDPデフレーター(前期比年率) ⇒ 前回:1.6% 予想:3.1% 結果:3.1%
PCEコアデフレーター(前期比年率) ⇒ 前回:2.0% 予想:3.5% 結果:3.7%
新規失業保険件数 ⇒ 前回:212千件 予想:214千件 結果:207千件
中古住宅販売成約指数(前月比) ⇒ 前回:1.6% 予想:-0.4% 結果:3.4%
この中でピックアップするとしたらGDPとPCEかなというところです。
GDPはニュースでも良く聞きますが、1年間を通して何かを生産する際に掛かった費用を売り上げから引いたものが「付加価値」となり、それを合計したものがGDPです。
つまり、この数値を見ると国が成長しているかの判断ができ、政府や国民が今後の経済の展望を考える際のヒントとなります。
もう一つはPCEデフレータですが、これは物価変動を除いた、個人消費支出の物価動向を示す数値でインフレかどうかを測る指標になります。この数値が前回より高ければFRBの利上げ観測が強まるため利下げが遠のいてしまいます。その結果、ドルの強さが保持され更なる円安に向かっていくでしょう、そして金利は据置かれ株価の重しにもなってしまいます。
このことから明日は買い控えのため売りが優勢となるかもしれないのでエントリーする際はまだ慎重にしてくださいね。
それでは皆さん明日の相場も頑張っていきましょう
コメント